2019-07-20

始まりは、ドバイのインターンに応募したことだった

中東に住みたい気持ちが突き動かしたこと


1年半で日本の会社を辞める

私は大学を卒業し、新卒で日本の大手プラントエンジニアリング会社に入社した。だが、中東で働きたい気持ちを抑えきれずに、1年6ヵ月で会社を辞めてしまったのだ。

ことはというと、この会社はプラントエンジニアなので、もちろん理系が花形の日系企業である。チャンスも出世も、理系男子にまず振られてくる。
そんな中、私は大学もGMARCHレベルで、一般職として入社した。なぜ入社したかというと、キャリアを積めば、支社である中東オフィスに勤務または駐在員として行けるかもしれないと考えていたからだ。しかし、それは甘い考えだった・・・。

「中東」というキーワードに固執した私は、なんとしても世界規模の事業を行う会社に入社したかった。自分の性別が女であることや、大学のレベル的にも総合職よりかは一般職で希望した方が受かる確率が高いんじゃね?と、せこい考えのもと就活を行っていたのだ。


焦燥を感じるサラリーマンの日々 
初めに言っておくと、私は会社が嫌いだったわけではない。ただ、カルチャーフィットしなかっただけである。

ミレニアル世代の特徴であろうか、働く環境の満足度が低いのが原因で、心を病みやすい日々に悩んでいた。会社に行きたくないと考えてしまう自分も嫌だった。
この会社で、人間関係に悩んでいたわけでもなく、仕事内容が苦痛だったわけでもない。
人間関係はプライベートのONとOFFを分けて考えてしたし、人絡みの面倒なゴタゴタが嫌いなので、一匹オオカミ派を装っていたのだ。会社の人は会社の人、以上!というスタンスだった。
仕事は、文系だったのにIT系の部署だったので、初めはすべての用語や仕組みが宇宙からの暗号のように思えた。パソコンだって、大学の課題や授業以外で触ってこなかったし、何よりMYパソコンすら持っていなかったのだ。しかし、この部署で教わったスキルは退職後も役にたっているので、教えてくださった部署の方々に本当に感謝している。

ただ、もともと中東に行きたい気持ちが強いのに、日本の通勤ラッシュに揉まれて、個を殺して会社の顔をつけなくてはいけないことに、息がつまりそうだったのだ。けれども、息を吹き返すような出来事を見つけたのだ。



SNSでドバイのインターンを見つける

インスタグラムでドバイでのインターン募集の記事を見つけたのだ。UAE政府主催で行われる、冬季限定の大型イベントのインターンであった。私はそれを、藁にもすがる思いで応募したのだ。やっと思いを実現できるのではないかと…。







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